２０年以上前からお世話になっております。その頃は生産で必要な治具やチェッカーなどからが、取引のはじまりでしょうね。
　まもなく、工業用ロボットの出始まりに装置の製作や開発をいっしょにやってきましたね。

　そうですね、高野精器というと、まず１番目に言えるのは「相談しやすい」ことですね。もちろん、相見積もりの競争のなか企業努力しているからでしょうが。「アイデアを持っている」から、相談しやすいですね。
　長年装置の製作や開発をやっていて思うのですが、複雑な機械を
作ってうまくいった試しが無いんですね。


　「シンプルに考え、創る」、そうすると「工数がかからない」、「部品も少ない」、「組立も早い」、「結果、値段も低く抑えられる」
　「メンテも楽になる」と思うのです。
　Ｓさん（弊社電気・ハード製作担当）の配線なんて早くてきれいですよね。
　「１番大事な構想」にどれだけのアイデアをお互いが出せるかで、その後の良し悪しが決まると思います。

　２つ目は、新しい情報を取り入れての提案がタイムリーですね。だから、使いやすい装置ができるんでしょうね。
　納期は、ちょっとぎりぎりのときもあるけど、一生懸命の姿勢は感じてますよ。
　これからのことですが、ますます製品のライフサイクルが短くなってきているので、製造装置もいかに早く創り
　変化に早く対応できるかが問われてきてますね。

　また、装置を扱うオペレーターが不慣れな女性や社外スタッフが増えてきてますね。
　だから「安全」を根底にすえて、「扱いやすく、ミスしても誤作動せず、リカバリーも簡単にできる装置」創りを期待したいですね。
　これまで以上に、「相談しやすく、アイデアを絞り出して、シンプルに創る装置屋さん」でいてくださいね。

★ 取材メモ
　長年のお付き合いですので、うまくいったことやそうではないこと含め、いろんなことがたくさんあったかと思います。
　初心に立ち返り「相談のしやすさ」「シンプルさ」を忘れずに、装置創りに励みます。
取材の間、「真摯に」「謙虚に」語られるＢ様の姿が私には印象的でした。（ご本人の希望でお名前は伏せてます）